尻手駅前にできた歯医者、「尻手駅前歯科」に通院してみた!

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こんにちは。

医療機関の経営について勉強中のやすまさです。

今回は、最近できたばかりの「尻手駅前歯科」という歯医者さんについて書いていきます。

 

「尻手駅前歯科」に行こうと思ったきっかけ

僕は矢向駅、尻手駅、川崎駅の周辺にあるさまざまな歯医者さんを渡り歩いてきました。鴨志田歯科、ナチュラ歯科、シオヤ歯科などです。

歯科を変えるきっかけは色々ありました。

評判の良さを聞いて試してみたり、少し立て込んでいた時期は治療が早いと噂されている歯科を使ったり。(そもそもこんなに頻繁に歯医者さんに行く人も少ないですよね…)

 

今回、僕が「尻手駅前歯科」に行こうと思ったきっかけは「歯のクリーニングをしたかったから」です。

全体的に着色が気になっていたため、歯医者に行こうと数ヶ月前から考えていました。

そこで、せっかくだから新しくできたところに行ってみようと思い、尻手駅のすぐ近くにある「尻手駅前歯科」に行ってみました。

つまり、半分は興味本位でした。笑

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EPARKでの口コミはなかなか良さそうだった

事前にインターネットで調べてみたところ、EPARKという医療機関の口コミサイトにいくつか患者さんの口コミが掲載されていました。

・駅からすぐ近くにあること

・会社員にはありがたい平日夜の時間帯や土日診療も可能なこと

などの理由から、口コミの評価がポジティブなコメントが多かったです。

haisha-yoyaku.jp

 

新しい病院や歯医者さんに行くのって、少し勇気がいりますよね。

期待と不安を胸に、尻手駅前歯科の門戸を開けました。

(そして、その門戸が自動ドアではなくてビックリしたのを鮮明に覚えています)

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(サミットの2Fにあります)

 

めっちゃ綺麗に歯のクリーニングをしてくれた!

早速、歯を見てもらって、着色があったので2回に分けてクリーニングをしていただきました。

歯周病予防の名目?か何かで、保険適用でクリーニングをすることができるとのご説明をいただき、最初にレントゲンを撮って虫歯の状態をチェックしてクリーニングをしていただきました。

 

結果、めちゃめちゃ綺麗になったので感動しました。

本当にビックリ。

 

そうそう、紫のリステリンはむしろ歯が着色してしまう人もいるんだとか。それを聞いて以来、あまりリステリンを使わなくなりました。

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「尻手駅前歯科」の良かったところ

【1】インフォームドコンセントが素晴らしかった!

インフォームドコンセントとは、十分な情報を伝えた上での合意のことです。

医療法にて努力義務としても規定されています。

しっかりお医者さんから説明を受けた上で、患者さんが納得して治療方法を選び、治療を受けられるようにしましょうというものです。

 

歯医者さんだと、治療方法に関して意見を求められることがそこまで多くない印象だったのですが、「どうしますか?」と聞かれることが多くて、自分の歯に対するリーダーシップが求められる歯医者さんだなと感じました。

こうする方法とこうする方法があって、保険適用はこうで、だいたいいくらくらいになるということを丁寧に説明していただき、納得して意思決定できるのでありがたかったです。

 

【2】360度のレントゲン設備があった!

小さな歯科診療所だと、360度ウィーンっと一気にレントゲンをとれる設備がなくて、虫歯の度に毎回1つ1つレントゲンを撮影しているところも少なくありません。

その点、最初に1回だけレントゲンを撮影して、全ての歯の状態をチェックして、今後の治療計画を立てることができるのはすごく魅力的だなと感じました。

 

ちなみに、レントゲンの結果、親知らずが死んでいることがわかったので、後日抜歯することになりました。

さよなら、親知らず。

 

【3】薬が院内処方だった!

驚きだったのが「院内処方」だったことです。

院内処方とは、薬をクリニックや病院の窓口でそのままもらうこと。

最近は、薬を処方して収益を得るよりも、処方箋を作ることの方が診療報酬上のメリットがあることが多いため院外処方が主流となっています。

院外処方だと、だいたい門前薬局と呼ばれている、近くの薬局があって、そこに処方箋を持って行って薬をもらう形式です。

シオヤ歯科も院外処方なので、尻手駅前歯科も院外処方だと思っていたら院内処方だったためビックリしました。

ちなみに、院内処方の方が「患者にとっては」良いことの方が多いと言われています。

薬局に行く手間が省けるだけでなく、費用も安く済むからです。

 

また、他にも、キッズスペースがあったり、平日夜や土日でも通えるというところも非常に魅力的かと思います。

 

【残念ポイント】ドアが自動ドアじゃない。笑

最後に、残念ポイントを。

ズバリ、自動ドアじゃないというのが地味に残念でした。笑

自動ドアではない引き戸なんです。入り口も、診察室に入る扉も。

かれこれ4回ほど通院していますが、毎回「およ」ってなります。

 

初期投資を抑えるためだったのでしょうか。

 

調べてみたところ、引き戸の自動ドアの設置費用相場は70万円〜90万円くらいだそうです。

今後、自動ドアを設置したくなった時のために覚えておきます。

reform-market.com

自動ドアではないこと以外はステキな歯医者さんだなぁと感じたので、今の虫歯が完治するまでは週1で通院しようと思います。

 

シオヤ歯科との仁義なき戦いに目が離せない

尻手駅前で繰り広げられる、シオヤ歯科との仁義なき戦いに、今後も目が離せません。

「シオヤ歯科の方が尻手駅の前にある」というのは、おそらく突っ込んではいけないポイントだと思っています。恐るべき。

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ちなみに、尻手デンタルクリニックという歯医者さんもあるみたいです。

駅前の歯科は激戦区なんですね。

 

医療機関の経営を勉強しているので、今回初めて医療機関についてのレポートを書いてみました。

患者の視点で医療機関についてコメントするというのはなかなか難しいですね。

自分自身がこうしてコメントしてみることで、「医療の質よりも、患者サービスの質の方が、患者満足度に影響する」という医療を評価する難しさを体感できた気がします。

 

あくまで医学的に素人な1人の患者視点でのコメントですので、その点は考慮した上で、少しでも歯科選びのご参考になれば幸いです!

健康経営アドバイザー(初級)の募集が7月まで中断されているようです

こんにちは。

健康経営アドバイザー(初級)のやすまさです。

 

健康経営アドバイザー(初級)の募集が中断されている!?

本日、保健師の方と健康経営に関してお話をしていて、「健康経営アドバイザー」の資格について議題に上がりました。

そこで「現在は健康経営アドバイザー(初級)の申込みが一時中断されている!」という情報が。

その保健師の方は、申込みをしたかったのにできなかったんだとか。。。

 

再開は7月予定。定員に達したため申込み中断中

そこで早速、東京商工会議所のHPをチェックしてみたところ、以下のように書いてありました。

健康経営アドバイザー(初級)は、健康経営の必要性を伝え、実施へのきっかけを作る普及・推進者です。
本研修では、健康経営が必要とされる背景、実践する際のポイントなどを学びます。現在、健康経営アドバイザー(初級)研修がe-learningにて受講頂けます。

 

◆お申込みはこちら*内容改訂のため、申込みを一時中断します。再開は7月を予定しております。

*4/26追加 定員に達したため、お申込みを中断致しました。

(『健康経営倶楽部 | 東京商工会議所』より一部抜粋)

 

どうやら定員に達して中断中のようです。

印刷してあったテキストの数が足りなくなったということでしょうか。

 

また、「内容改訂のため」と書いてあります。

確かに「健康経営」に関しては日々新しい情報が出てきているので、1年ごとに内容の刷新は必要なのかもしれないですね。

 

 健康経営アドバイザー(上級)の情報は依然公開されず・・・

ついでに、健康経営アドバイザー(上級)についての情報に更新がないかもチェックしてみたところ・・・。

3月頃に東京商工会議所に電話で問い合わせた時から、特にアップデートはありませんでした。

健康経営アドバイザー(上級)は、健康経営に取り組む企業の課題抽出、改善提案から計画策定・実行の具体的な助言を行う実践支援者です。

本研修は、実践支援に必要な知識、実務技能を学びます。


◆現在、公開準備中です。

健康経営アドバイザー(上級)研修申込ページ

*公開時期は未定です。今しばらくお待ちください。

(『健康経営倶楽部 | 東京商工会議所』より一部抜粋)

 

上級に関する情報のアップデートが待ち遠しい

8月に社会保険労務士の試験を受験し、もし合格することができたら健康経営アドバイザー(上級)にもチャレンジしたいな〜と思っています。(上級は受験の要件として社労士や中小企業診断士などの有資格者であることが求められる予定です)

情報のアップデートが楽しみです。

健康経営アドバイザーとして、6本の連載記事を寄稿させていただきました。

こんにちは。

2018年2月頃に健康経営アドバイザー(初級)を取得したやすまさです。

 

数ヶ月前に、『リミーネクスト』という中小企業の採用メディアが立ち上がったタイミングでお声がけいただき、「健康経営」に関する記事を6本書かせていただきました。

 

以下が記事のリンクです。

一生懸命、厚生労働省や経済産業省の公的資料を読み砕いて、なるべく分かりやすく伝わるように1記事1記事がんばって書き上げたので、少しでも健康経営を進める上でお役に立てれば幸いです。

 

next.reme-nomal.com

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一番最後の記事だけ、個人的な主張をごりごりに織り交ぜた記事にさせていただきました。

振り切って、尖った主張をしてみるのも大事かなと思いまして。

ミレニアル世代が考える働き方改革!健康経営担当者への3つの問いとは?

 

労働安全衛生規則で定められている「作動部分上の突起物等の防護措置」に基づき、防護のための措置が必要だと怒られてしまいそうなくらいに尖り過ぎた記事になっていないか心配です。

 

 

でもやっぱ言葉だけの「改革」をよく聞く気がしていて、そこにはすごく違和感を覚えます。

結論のない改革を見ていると

「いつまで改革しとんねん!」とツッコミたくなります。

戦略は変革のシナリオだとよく言います。終着点の仮説がないシナリオでは露頭に迷うことになってしまいます。

 

たとえどんなに不確かでも、終わりを描き切ること。

そこから改革って始まると思うんですよね。

 

一方で必ずしも目的合理ではなく価値合理的な柔軟さもないと現場はうまく回らないのが、働き方改革や健康経営の難しいところなのですが。。。(だからっていつまでも結論出さないのは前に進めない)

 

yasumasanpo.hatenablog.com 

yasumasanpo.hatenablog.com

 

日本の中小企業には、「太陽型」の産業保健が必要だ。

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こんにちは。

労働者のメンタルヘルスの問題を本質的に解決していく仕組みを創るために、日々色々と勉強して考えたり、人に会ってみたりと模索中のやすまさです。

今回は、「産業保健」についてここ1年間くらい考えてきたことをまとめたいと思います。

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そもそも、産業保健とは何か?

「産業保健」という言葉、そもそも聞いたことはありますか?

僕は就職活動中、キャンサースキャンの福吉さんとお話しした時に初めて聴いた言葉でした。その時に「これだ!」と直感的に思ったので、それ以来産業保健に没頭しています。

一般的な学生には馴染みのない言葉ですよね。

 

産業医学振興財団は「産業保健」を以下のように定義しています。

産業保健とは 産業保健は、産業医学を基礎とし、働く人々の生き甲斐と労働の生産性の向上に寄与することを目的とした活動です。 職場においては産業医、保健師、衛生管理者、衛生推進者等のスタッフが活動し、職場外から労働衛生コンサルタント、作業環境測定士、健康保持増進(THP)のスタッフ等の専門家が支援します。

産業医学とは - 産業医学振興財団

 

特筆すべきは、「労働の生産性の向上に寄与することを目的とした活動」というところかと思います。

いわゆる、健康診断やストレスチェック、産業医の面談など法律で事業主が労働者に対して実施することを義務付けられている活動は、「マイナスをゼロにする」活動というネガティブなイメージが強いかと思います。

しかしながら、本来的な産業保健の目的は、「ゼロをプラスにする」活動であるということです。

 

経済産業省の藤岡雅美さんを中心に、健康に関する活動を「コスト」ではなく「戦略的投資」と捉える「健康経営」の取り組みが近年注目されています。

(余談ですが、健康経営の起源はアメリカ。公的保険がないため従業員の健康への投資が経営に直結したため、経営戦略としての意義が強かったと言われています。日本での健康経営は、「個人の健康のための行動変容には、個人に向けてtoCでアプローチするだけでなく、企業からtoBでアプローチすることが有効なのではないか」という仮説のもとで始まっています。その時点で、目指しているものが「経営」か「医療費削減」かで異なるため、健康経営を経営戦略としてやることを前提に日本の制度は作られていないような気がしなくもないです。)

 

良い産業保健とは?産業保健の良し悪しを測るモノサシ

産業保健の良し悪しを測る基準は、大きく分けると3タイプあると捉えています。

  1. 法令遵守の基準
  2. 健康経営優良法人認定基準
  3. 独自の基準

【1】法令遵守の基準

1つが法令遵守の基準。労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法など、様々な労働者の健康に関する法令があります。

例えば、企業は定期健康診断を実施する義務があります。

また、50名以上の労働者を使用する事業場には、産業医の選任とストレスチェックの実施義務があります。

他にも、「安全配慮義務」と言って、企業は労働者の安全・健康に配慮する義務があり、企業がこの義務を果たしていなかったと判断されると損害賠償責任をおうこととなります。症状を「悪化させてはいけない」と言われています。

あまり良い例ではないですが、

自分のように持病がある従業員に対して、持病があることを把握せずに過重労働を課したことが原因で症状が悪化して過労死した場合、遺族に訴訟されるとおそらく企業は勝てません。

 

【2】健康経営優良法人の認定基準

2つ目が健康経営優良法人の認定基準。

これまで法令の義務と罰則に基づく負のインセンティブの基準しか制度設計されていなかったのに対して、健康経営優良法人の制度が誕生したことで正のインセンティブの基準が生まれました。最近かなり普及してきていて、デファクトスタンダードになりつつあります。(正確にはデジュールスタンダードと言うべきかもしれないですがそこまで明確な基準という訳でもないので何とも言い難いところです。)

 

この認定基準は、経済産業省のホームページから確認することができます。

中小企業の部門と大企業の部門で、基準の厳しさが異なります。

 

健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定基準

健康経営優良法人 2018(中小規模法人部門) 認定基準解説書

 

【3】独自の基準

最後が独自の基準。

例えば、リミーネクストと言う求人広告の媒体があります。

ここでは、「働きやすさ」を独自のアンケートをもとにスコアリングして、そのスコアに基づいて広告掲載料が決まる仕組みを作っています。

next.reme-nomal.com

こちらのページに表示されている「リミースコア」のところに、独自の指標の項目とスコアが載っています。

 

他にも、人材開発系のサービスを提供している会社が「定着支援」「離職率低下」などを切り口に独自の指標を作っています。本当に、企業によって様々です。

HRと産業保健に境界は本質的には存在しないと思うので、今後ますます「HR領域→産業保健領域」、「産業保健領域→HR領域」の参入は増えていくんだろうなと思います。

 

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産業保健は「形だけ」で実態が伴わないケースが非常に多い

本来的な目的は、労働者の健康・労働生産性の向上。

ですが、定期健康診断の結果を活かせていなかったり、ストレスチェックの結果を活かせていなかったり、嘱託産業医が職場巡視に来ない所謂「名義貸し」状態が横行していたりと、形だけになっているケースが多いです。

これではもちろん、本来的な目的は達成できません。

その背景には様々な問題が複雑に絡み合っているのですが、特に2つの構造的な問題があると考えています。

【1】産業保健は、事例性が高い

臨床心理学や産業保健、EAPに関しては「事例性(個別性)が高い」のが難しい。

以前、EAPに勤めていた先輩がこのようにおっしゃっていました。

「健康とは何か?」

「良い職場とは何か?」

それは人によって全く異なります。

業種によっても、企業ごとでも、画一的に「これ!」と言える絶対的な正しい答えは断定できません。

そのため、健康診断やストレスチェックで、「チェック」をして「問題点を特定する」ための制度は統一的なものを適用できても、その問題を解決するためのソリューションは10人いれば10通り異なるということです。

 

例えば、僕は週80時間くらいは何かしらの生産活動をしていることが学生時代から習慣化しているため、「法定労働時間40時間は、少なすぎてやりがいが感じられない」というジレンマを抱えていたりもします。事例性の難しさを体現している気がします。

(最近は、仕事をしていない時間で、料理屋ジョギングなど、今までチャレンジできていなかった新しいことをやってみるのにハマっています。笑)

【2】最低限のことをやるだけでも、中小企業は精一杯

事例性が高い、と言うことは、企業ごとで現場の課題に向き合い、それぞれの解釈に基づき仮説を立ててKPIを設定し、施策を実行していく必要があります。

このような、ボトムアップに事例性と向き合っていくプロセスこそが健康経営や働き方改革の真髄だと僕は思っています。自分たち自身で、健康についてや、より良い職場環境を作るためにはどうしたらいいかを考えて、試していくという一連の流れを民主的に行うプロセスを通して、健康で生産性の高い職場環境は作られていくと思います。

ですが、なかなかそうもいかない現場が多いようです。

 

中小企業は、産業保健の業務を行う専門スタッフがいる職場はほとんどありません。

人事、総務、経理など他の業務と兼任しているケースがほとんどです。

そのため、時間もお金も専門知識も余裕がなく、最低限のことをこなすだけでも精一杯なのが実情なのです。

そんな現場に対して、「やりっぱなしじゃなくてもっと戦略的に活用しましょう」とか「事例性と向き合いましょう」と言っても、なかなかアクションには落ちません。

確かにそれは理想。だけど優先順位は高くないから後回し。

そして、結局やらない。

 

つまり、現場が事例性と向き合うことを前提にした制度であるにも関わらず、現場は事例性と向き合う余裕がないため、制度が理想ありきに終わってしまい実効性が低くなりがちなのが現在の産業保健活動だということです。

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産業保健活動には、様々な専門家を含めた登場人物がいます。本来的な目的を達成するためには、全員がその共通目的に向けて力を発揮していく必要があります。

全員が共通目的に向けてうまく共創していける仕組みを創りたいなと思ってはいます。

こちらまだ考えている途中なので、もう少しブラッシュアップしていけるようにします。

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これまでの産業保健活動は、「北風型」だった。

北風と太陽の話の教訓として、Wikipediaに以下のように書いてありました。

手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができる。また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる。

北風と太陽 - Wikipedia

 X理論とY理論とも言えるかもしれません。

 

今までの産業保健は、「北風型」だったと思います。

「罰則があるから、仕方なくやる」

「休職者が出てしまったから、やる」

「過労死が出てしまったから、やる」

「労基署に指摘されたから、やる」

このように、やらなければならないからやるものでした。

これまではそれでも通用した側面があったのですが、製造業を前提とした画一的なマネジメントから、企業体の多様化に伴う事例性のマネジメントが必要になってきている大きな流れがあるかと思います。

そのため、北風型にトップダウンで「こうしなさい!」と指摘し続けることは、実際のところ現場で意義ある産業保健活動を行うことに繋がりにくくなってきているのではないでしょうか。

これからは、「太陽型」の産業保健活動の時代。ゆっくり、着実に、現場が事例性と向き合う太陽型の産業保健活動が必要になると考えられます。

「産業保健=ネガティブ」を変えたい

今月も、過労死のニュースが相次いでありましたよね。

そう言った報道を見ていると、「産業保健=ネガティブ」というイメージを持っている人がやっぱり多いかと思います。

産業医の面談を受けるのは恥ずかしいことだよね、とか。

健康診断受けるの面倒、とか。

残業代減ってつらみ、とか。

 

そうじゃなくて、、、

もっとポジティブなもの、楽しいもの、ワクワクするものであるべきだと思っています。

自分たちで、自分たちの働き方を見直して、もっと楽しい職場、生産性の高い職場に変えていくにはどうしたら良いかを考えて実行していくのって、普通に楽しいはずだし。

 

どうしたらいいんでしょうか。

 

ちなみに、あえて「日本」の「中小企業」にはこだわっていきたいと考えています。

医療費削減や労働生産性が深刻な課題ですし、マーケットも大きいですし、やりがいを感じる領域からです。

 

ずっと考えて行動し続けます。

 

 

「やすまさんぽ」という名前でブログを立ち上げたのに産業保健についてがっつり自分の主張をまとめた記事を書けていなかったので、第一弾として書いてみました。

自分の頭の中にあるものをこうした形で吐き出すと、勉強不足を痛感します。

分かりにくいところ、ロジックが飛んでいるところがたくさんあると思うので、今後少しずつその空白を埋める記事も書いていきます。

 

解釈が誤っているところや甘いところも多々あると思いますので、何か気になった点などがあればフィードバックいただけるととてもありがたいです。

 

yasumasanpo.hatenablog.com 

yasumasanpo.hatenablog.com

 

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シーンによって、「良い文章」のモノサシは異なる

こんにちは。

やすまさです。

本日、ビジネスライティングの研修を受けてきました。それとは全く関係のない内容なのですが。笑

研修中に、自分なりのライティングの評価軸をひたすら図解していて、なんとなーく見えてきたものがあったため記事にしてみようと思います。

(まだ整理しきれていないのでふわっとしておりますがお許しください。。。)

 

シーンによって「良い文章」のモノサシは異なる

当たり前ですが、

良い文章か、悪い文章か、評価をする軸は

  1. どのような媒体に書かれていて
  2. 誰に何を伝えることが目的なのか

によって異なります。

それをモヤモヤーっと考えてまとめてみました。

 

軸の作り方は様々だと思うのですが、今回は、

「読者が読んでくれる時間の長さ」

「解釈の自由度」

という2つの軸で切ってみました。

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「ビジネス書」を入れるの忘れてました。

脳内補完していただければ幸いでございます。

 

「契約書」は「つまらない文章」ほど良い。

例えば、ビジネスシーンでよく使われる「契約書」。

解釈が人によって違ってしまうと、約束の内容が食い違ってしまいトラブルが起こってしまいます。

「契約書」のような文章は、誰がどう読んでも、認識の齟齬が生まれないように「明確に」規定する必要があります。

解釈の自由度があってはいけません。

 

ですが、、、

僕のような変人を除いて、多くの人は契約書を読んでいて「面白い!」「楽しい!」と感じることは少ないのではないでしょうか。

それは「解釈の自由度がない」=「つまらない」文章だからだと思います。

 

良い文章のモノサシは無限にある…

それぞれのシーンごとで良い文章が違うということは何となく分かるのですが、こういう時はこういうモノサシが重要!というモデルをうまく作れないかなと少し考えてみました。

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残念ながら綺麗にまとることはできなかったのですが…。

  1. 文章量の「多い」と「少ない」
  2. 訴求方法の「感情」と「論理」
  3. 情報の順番の「ストーリー型」と「結論ファースト」
  4. 言葉の「柔らかさ」と「硬さ」

この4つを、良い感じに使い分ければそれぞれのシーンごとで良い文章が書けるようになるのではないかと思いました。

 

もう少し体系化できそうだったら、また整理して記事にしてみようと思います。